御所の近所で江戸時代から続く造り酒屋の三男として生まれた堂本印象(1891-1975)には、8人の兄弟妹がいました。長兄の寒星は古典芸能評論家、次兄の漆軒は漆芸家、さらに印象の義弟には、森守明、三輪晁勢ら日本画家、そして甥には前衛芸術家の堂本尚郎などがおり、まさに類まれなる芸術一家でした。華やかに見える堂本一族ですが、印象が10代の頃に家が没落したため、印象は学校を出ると、一家の大黒柱となって家族を養いました。それ故、弟妹たちは生涯にわたり、芸術の道に専念する印象を支えたのです。
本展は、印象没後50年を記念し、芸術にたずさわる一族の芸術作品を紹介します。印象が描いた家族の肖像や、家族をモデルとして制作された作品をとおして、画面の深層に身近な人々へのあたたかな愛情が込められていることを感じ取っていただけたら幸いです。
今回は特別に、亡き母の菩提を弔うため、印象が72歳の時に自ら彫った阿弥陀如来坐像を初公開いたします。
本展は、印象没後50年を記念し、芸術にたずさわる一族の芸術作品を紹介します。印象が描いた家族の肖像や、家族をモデルとして制作された作品をとおして、画面の深層に身近な人々へのあたたかな愛情が込められていることを感じ取っていただけたら幸いです。
今回は特別に、亡き母の菩提を弔うため、印象が72歳の時に自ら彫った阿弥陀如来坐像を初公開いたします。